税務調査固定資産
税務調査と固定資産
固定資産についての税務調査のポイントは次のような点です。
チェックポイント
①付随費用計上漏れ | 固定資産台帳の各資産の取得価額にその資産の取得に要した付随費用が加算されているかどうか調べる。 |
②未供用資産の償却 | その資産の購入日と使用状況などから未供用の資産が減価償却されていないか調べる。 |
③遊休資産の償却 | 稼働を休止している資産がないか現場の状況や事業内容の変化などから調べる。 |
④価値の減少しない 資産 | 書画、骨董など時の経過により価値が減少しない資産について、減価償却を行っていないか調べる。 |
⑤一括購入した土地 建物の区分経理 | 固定資産台帳、総勘定元帳から一括購入した土地建物の取得価額が適正に区分されているかチェックする。 |
⑥建物付土地の建物の取壊し費用 | 建物付土地を購入し、1年以内に建物を取壊した場合において、建物の簿価と取壊し費用を経費処理していないかを固定資産の除却損、廃棄損の勘定科目から調べる。 |
⑦少額減価償却資産の判定 | 消耗品費、備品費、修繕費として処理した少額減価償却資産を調べる。 |
⑧評価替え等が行われた場合 | その後の事業年度の償却限度額がその増額又は減額された金額に基づいて行われているかどうか調べる。 |
⑨平成19年3月31日 以前に取得 | 旧定額法・旧定率法により償却限度額を計算しているかどうか調べる。 |
⑩所有権移転外リース取引 | 平成20年4月1日以後に同リース取引により賃借した減価償却資産を資産計上し、償却限度額の計算を行っているかどうか調べる。 |
(税務調査研究会「税務調査対策の手引き」P.352 )
戻る